ちょうどいい、日常

転職し、環境が一変したサラリーマンブログ。

ひ孫とひいばあちゃん

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6/25から6/27まで妻と、娘を連れて沖縄に行ってきた。

目的は祖母の米寿のお祝いと、娘を祖母や親戚に会わせるためだ。

 

 

10ヶ月の娘にとっては、飛行機での移動は初だし、

家も空港まで少し距離があり、移動時間の面でも不安だったが、

その不安は杞憂であった。

娘は行きの飛行機ではほとんどの時間を寝て過ごし、

電車でも、沖縄に着いて借りたレンタカーの車内でもニコニコしていて

ずっと元気でいい子にしてくれていた。

親バカだと思うがとても親孝行な娘でありがたかった。

 

そして、レンタカーですぐに向かったのは僕の祖母であり、

娘から見たら曾祖母の家である。

僕のいとこ、叔父、叔母で暮らしているその家に着いて、

すぐに祖母の部屋へ向かった。

 

ここでまた、一つの不安がよぎっていた。

祖母はここ数年で若干の物忘れが始まっていて、

僕に娘が生まれたことはちゃんと覚えているのだろうか

なんて思っていた。

しかし、それもまた杞憂であった。

 

祖母の部屋へ行き、障子の向こうの祖母を呼ぶ。

耳が遠い祖母に大きな声で。

すぐに聞き慣れた声で返事がして、障子が開くその向こうに、

2年前に帰った時と変わらない祖母がいた。

 

祖母は、僕と妻と、そして娘を順に見て、

とても素敵な笑顔を見せてくれた。

ひ孫と、ひいばあちゃんのご対面、

祖母は娘に顔を近づけて、「この子ねぇ〜、かわいいねぇ〜」と、

沖縄独特のイントネーションで娘に声をかけてくれた。

この瞬間とても感動し、娘を連れて来れて本当に良かったと心から思った。

祖母は、娘のために贈り物まで用意してくれていて、

ちゃんと覚えていてくれたんだなと

そこでまた改めて心を打たれた。

 

それから、叔父と叔母にも娘を会わせた。

叔母はよく家の近くに来たりするし、結婚式にも来てくれた。

叔父は仕事が忙しくなかなか会えないことが多く、

結婚後にまだ妻を紹介していないし、娘に関しても当然、

この時が初お目見えだ。

 

娘を会わせると叔父はたいそう喜んでくれた。

また娘が愛想よく笑うものだから、

一層可愛く見えたのだと思う。

そこからは、みんなで交互に娘を抱っこしたり、遊んであげたりしながら、

その日を過ごした。

 

翌日、ホテルの宴会場を貸し切り、祖母の米寿のお祝いを行った。

沖縄では、米寿のお祝いも規模がそこそこ大きく

親戚を呼んで祝う。

この日は30名ほど集まった。

 

そして、ありがたいことに米寿のお祝いとは別に、

僕の妻と娘の紹介までさせていただいた。

親戚もまた、米寿を祝い、そして娘とも喜んで接してくれた。

会の最後には沖縄のお祝いごとでは恒例の「カチャーシー」という踊りを

みんなで踊り、締めくくった。

 

今回、期間も短く弾丸旅行の様であったが、

元気な祖母に娘を紹介できて本当に良かった。

僕が祖母の初孫で、そして初ひ孫を連れて会いに行けたことに、

このタイミングや生きてきた歩みに不思議な縁を感じている。

 

そして、この機会を作ってくれた叔父には本当に感謝している、

感謝しきれなくらいに。

沖縄には、僕が撮った写真をたくさん、送ってあげようと思う。

そして、また、来年も再来年も、元気に再会できますように。