口下手な親子のラップで感動。トビタテ!留学JAPAN ムービー「Dear Father」
ふと、ニュースサイトを見ていて見つけた、「トビタテ!留学JAPAN」の
「Dear Father」というムービーがすごくかっこいい。
ニューヨークに留学をして建築を学びたいが、
それを言い出せずにいる高校生の息子と、
工場の社長である口下手な父親が描くショートムービーだ。
この動画で衝撃を受けたのが二人の会話が「ラップ」で行われること、
そして父親役をRHYMETERのMummy-Dさんが演じているということだ。
親子がラップで会話することのかっこよさ
とにかく、この二人の会話風のラップがすごくいい。
息子は父親の会社を継がずに留学したいという思いを熱く語り、
父親は親らしく息子を叱咤激励し、工場のことは心配するなと最後にはしっかりと送り出そうとする。
息子役の村上虹郎さんのラップは慣れていない感じが
緊張しながらも父親を前に決意を表明する時の気持ちにリンクしているようだし、
Mummy-Dさんはベテランのラッパーで
優しく力強く、語りかけるように歌を紡いでいく。
もしこのムービーを見る前に、「ラップで会話」と聞くと逆にカッコ悪いんじゃないか、なんてことを思ったかもしれない。
だがこのムービーは全然そう見えない。
なぜなら、二人が真剣に役に向き合い、気持ちを歌に乗せているように見えたからだ。
この歌には曲が付いておらず、それもまた、「親子の会話」を強調しているのかもしれない。
僕の中のHIP HOPのイメージ
僕はもともとHIP HOPなんてチャラチャラしてて、
ちょっといかついイメージがあって好きではなかった。
しかし、数年前にRHYMETERの曲を聴き、次第に惹かれていった。
なんというか、彼らの曲には力強さと優しさを感じるのだ。
そんな雰囲気が、今回のこの「Dear Father」にも伺えて惹きつけるのだと思う。
また、親子の歌う歌詞はきっとMummy-Dさんが作詞をしているんだと分かる。
らしさが存分に盛り込まれているので、ファン必聴だ。
僕もいつかは
僕も今は一児の父親。
今は子供に継がせる会社はないが、
僕の仕事に興味を持って同じ道を歩んでくれたりしてくれたら
きっと嬉しく思う反面、忙しい業種であるので複雑な気持ちになる、
なんてまだまだ先のことを思ったりするが、
我が子の進みたい道をどうか歩ませてあげたいな、
その時はこのムービーの父親のように優しく力強く送り出してあげたい。