娘が産まれて10ヶ月、親になって10ヶ月
早いもので、娘が産まれてからもう10ヶ月になる。
夏の暑い日に産まれて、冬を越えてまた、夏に向かって日々成長していく姿を見守り、育てている。
産まれて一月は妻の実家にいて、その後一緒に暮らすようになってからもうこんなに経つのかと思うと感慨深くなる。
あの時は仕事や会社での立ち振る舞いが大変だったなと、前職の事の記憶が同時に呼び起こされるが、今はありがたくも順調であの頃の心労、苦労、疲労の記憶は薄くなってきている。
大抵そうなると楽しいことばかりしか記憶に残らなくなっていくから都合の良い記憶力だと思う。
それにしても、娘の成長には驚かされてばかり。
ちょっと前まではずり這いしか出来ず、行動範囲が狭かったように思えたが、今や高速でハイハイをし、目を離すと廊下に出て二階に続く階段に手をかけていたり、洗面所のドアを開けたり閉めたりしている。
足を放り投げて座っている時も、ふっと力が抜けて後ろに倒れ、頭を打って涙を浮かべて声をあげていたが
今や上手にバランスをとって遊んでいたりするし、座った状態から前に上体を落としてハイハイのポーズにスムーズに移行できるようにもなった。
喃語を話す声も大きくなり、バリエーションも増えて、一人で可愛くおしゃべりするようになり、こうしてどんどんできることが増えて、大きくなっていくんだなとしみじみ思った。
ただ、食事に関してはなかなか上手くいっておらず、最近少しずつ食べる量は増えているものの、同じ年の平均より少ない量しか食べないし、飲まない。
最近はスプーンよりも手で食べさせてあげたほうが上手くいくとわかり、少しずずだが改善していっているように思える。
体調不良による食欲減退もあるかもしれない。
なかなか良好な体調の維持が難しく、毎週何かしら崩していたりするが、それも成長の過程なのだろうか。
我々親の不注意も大きいかもしれない。
ただ、体調不良でも娘はいたって元気で、過度に深刻にならずに対処できるので助かっている。
ともあれ、日々娘の様々な変化とともに生活を送っていく今の、一瞬一瞬を大事にしていきたいと思う。
成長していく姿は見ていて嬉しくなる。が、今の小さな可愛い姿も、独り立ちできるよう成長していく過程なのでいずれは、と思うと少し寂しくもある。
今日も保育園で元気に遊んでいる娘を思って、また週末にともに過ごす時間を楽しみに、娘のため妻のため、今日も仕事に精を出そう。