ちょうどいい、日常

転職し、環境が一変したサラリーマンブログ。

沖縄から上京して10年経った

 

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僕が夢を抱いて、仕事がないと言われ続けている沖縄から上京し、今年で10年経った。

あっという間だとは感じない、確かにその10年を過ごしてきた感覚がある。

 

上京してからは、あの島には無い電車というものに毎日乗り、時間に追われ、人に揉まれ、忙しない時間の中を過ごしている。
あの島とは明らかに違う時間の流れで生きている感覚がある。
 
上京して、自分で言うのもなんだが苦労もした。その甲斐あって、今はあの頃抱いた夢とほんの少しだけ違うが、
やりたい仕事に就いて日々楽しく仕事をしている。
 
その夢を抱いて夢想していたあの海の近くの家はもう、誰か知らない家族の手に渡った。
僕はこの10年で、色んなものを失ったみたいだ。
 
上京して会社も住む場所も転々とし、妻にも幾分迷惑をかけた。
僕は色んなところを渡り歩き過ぎたのか、両親を亡くしたせいか、自分の居場所が分からなくなる瞬間が時々あった。
 
でも、月並みで、ありふれたよく聞くフレーズだけど、僕の帰る場所は 妻と娘のいる場所 なんだと思う。
本当にかけがえのない大切な家族だ。
 
そして今、この瞬間のためにこの10年はあったのだ。転職をして良い会社も悪い会社も経験し、今の会社にいる。
妻と出会い、娘が産まれ、今の場所に住んでいる。
 
これからの10年はどうなっていくのだろう。
娘は10歳になり、子供ももう一人増えてたりするだろうか。
マンションなり、一軒家なりを買って、しっかりやってるだろうか。
年に数回は家族で旅行に行けてるだろうか。
 
沖縄には 「なんくるないさー」という方言がある。簡単にいうと、「なんとかなるさ」という意味だが、
本当の意味は「ちゃんとやる事をしっかりやっていれば、なるようになる」と誰かが言っていた。
僕はこの言葉自体を意識していた訳ではないが、昔からそういう考えが僕の中にあった。
これからも、自分の道を外さず、しっかりと歩んで行けばよい方向に向かっていくと思う。